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- *version9.txt* For Vim バージョン 9.1. Last change: 2025 Jul 05
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+ *version9.txt* For Vim バージョン 9.1. Last change: 2025 Jul 10
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VIMリファレンスマニュアル by Bram Moolenaar
@@ -41545,8 +41545,12 @@ Vim9 script の列挙型サポート |:enum|
41545
41545
41546
41546
protected _new() メソッドのサポート
41547
41547
41548
+ |:defcompile| を使用した Vim9 クラスのすべてのメソッドのコンパイルのサポート。
41549
+
41548
41550
変数データ型として object<{type}> のサポートを追加 |vim9-types|
41549
41551
41552
+ Vim script および Vim9 script での |Tuple| データ型のサポート。
41553
+
41550
41554
差分モード~
41551
41555
-----------
41552
41556
'diffopt' 設定に "linematch" アルゴリズムを含める。これにより、類似の行のバッ
@@ -41555,27 +41559,67 @@ protected _new() メソッドのサポート
41555
41559
行内の変更の差分ハイライトを改善する。'diffopt' 設定の "inline" サブオプション
41556
41560
値を使用して構成可能で、"inline:simple" がデフォルトの "diffopt" 値に追加され
41557
41561
る (ただし、これは差分モードの動作を変更しない)。
41562
+
41563
+ 補完~
41564
+ ----
41565
+ - 新しい挿入モード補完: |i_CTRL-X_CTRL-R| でレジスタから単語を補完する。
41566
+ - 'wildchar' は、|/|、|?|、|:g|、|:v|、|:vimgrep| コマンドを使用した検索コンテ
41567
+ キストでの補完を有効にする
41568
+ - |getcompletion()| に "filetypecmd" 補完タイプを追加
41569
+ - ":filetype" コマンド補完と |getcompletion()| の "filetypecmd" 補完タイプが追
41570
+ 加された。
41571
+ - 'keymap' オプション値のコマンドライン補完のサポート。
41572
+ - 'completeopt' 設定の "fuzzy" 値を使用した |ins-completion| 時の
41573
+ |fuzzy-matching| をサポート
41574
+ - |:command-complete| と |getcmdcomplpat()| を使った新しい shellcmdline 補完タ
41575
+ イプを使用して、シェルコマンドとファイルを補完できるようにする
41576
+ - 'wildmode' の新しいオプション値:
41577
+ "noselect" - wildmenu のエントリを自動選択しない
41578
+ "exacttext" - 検索補完で、wildmenu に完全一致の候補を表示する
41579
+ - 'complete' の新しいフラグ:
41580
+ "F{func}" - 与えられた関数を使って補完する
41581
+ "F" - 'completefunc' を使って補完する
41582
+ "o" - 'omnifunc' を使って補完する
41583
+ - 'completeopt' の新しいオプション値:
41584
+ "nosort" - 補完結果をソートしない
41585
+ "preinsert" - 挿入する値をハイライトする
41586
+ "nearest" - カーソルまでの距離で補完結果をソートする
41587
+
41588
+ プラットフォーム固有~
41589
+ --------------------
41590
+ - Wayland UI のサポートと Wayland クリップボードのサポートが追加された。
41591
+
41592
+ - XDG デスクトップ仕様 |xdg-base-dir| のサポートが追加され、環境変数
41593
+ |$MYVIMDIR|は、ユーザーの個人ランタイムディレクトリ (Linux では$HOME/.vim ま
41594
+ たは$HOME/.config/vim、Windows では $HOME/vimfiles) に設定される。
41595
+
41596
+ - OpenVMS での Python3 のサポート。
41597
+
41598
+ - Win32 GUI には、より優れたツールバーアイコンが付属している。
41599
+
41558
41600
*new-other-9.2*
41559
41601
その他の新機能 ~
41560
41602
--------------
41561
- 新しいパッケージ |package-comment|、|package-nohlsearch| および
41562
- |package-hlyank| を同梱。
41603
+ - <D-Key> を使用した GTK でのスーパーキーマッピングのサポート。
41563
41604
41564
- Wayland UI のサポートと Wayland クリップボードのサポート
41605
+ - 新しいパッケージ |package-comment|、|package-nohlsearch| および
41606
+ |package-hlyank| を同梱。
41565
41607
41566
- XDG デスクトップ仕様 |xdg-base-dir| のサポート
41608
+ - 対話型チュータープラグイン |vim-tutor-mode| が含まれており、|:Tutor| から起
41609
+ 動できる。
41567
41610
41568
- |gettext()| および |bindtextdomain()| 関数を使用して Vim script プラグインで
41569
- メッセージを翻訳するためのサポート 。
41611
+ - |gettext()| および |bindtextdomain()| 関数を使用して Vim script プラグインで
41612
+ メッセージを翻訳するためのサポートが追加された 。
41570
41613
41571
- |ins-completion-menu| で、挿入モード補完とコマンドライン補完の一致したテキスト
41572
- と補完の種類のハイライトをサポートする 。|complete-items| を参照
41614
+ - |ins-completion-menu| で、挿入モード補完とコマンドライン補完の一致したテキス
41615
+ トと補完の種類のハイライトをサポートする 。|complete-items| を参照。
41573
41616
41574
- Vim script および Vim9 script での |Tuple| データ型のサポート 。
41617
+ - 垂直の 'tabline' である新しい垂直の |tabpanel| ウィンドウが追加された 。
41575
41618
41576
- 'tabline' に似た垂直の |tabpanel| ウィンドウをサポート。
41619
+ - |dist#vim9#Launch()| および |dist#vim9#Open()| 関数が |vim-script-library|
41620
+ に追加され、|netrw| から分離された。
41577
41621
41578
- 新しい挿入モード補完: |i_CTRL-X_CTRL-R| でレジスタから単語を補完する 。
41622
+ - ".=" を使用した新しいダイグラフ "APPROACHES THE LIMIT" が追加された 。
41579
41623
41580
41624
*changed-9.2*
41581
41625
変更点~
@@ -41590,38 +41634,23 @@ Vim script および Vim9 script での |Tuple| データ型のサポート。
41590
41634
の高 dpi モニターに対応するために 12pt に増やされた。
41591
41635
- 'keyprotocol' オプションのデフォルト値は、ghostty 端末エミュレータ (kitty プ
41592
41636
ロトコルを使用) のサポートにより更新された
41637
+ - ビジュアルモードのハイライトの改善 |hl-Visual|
41593
41638
41594
41639
補完: ~
41595
41640
- |:cd| や同様のコマンドで 'cdpath' からディレクトリを補完できるように、
41596
41641
|:command-complete| や |getcompletion()| 等に "cd_in_path" 補完タイプを追加
41597
41642
する
41598
- - |:command-complete| と |getcmdcomplpat()| を使った新しい shellcmdline 補完タ
41599
- イプを使用して、シェルコマンドとファイルを補完できるようにする
41600
41643
- 補完メニューで追加の属性を指定できるようにする (LSP サーバーから非推奨の属性
41601
41644
をマークできるようにする) |complete-items|
41602
41645
- |CompleteDone| 自動コマンドを処理するとき、|v:event| 辞書に補完した単語と補
41603
41646
完のタイプが提供される。
41604
41647
- |complete_info()| は、"matches" キーを介してポップアップメニューに表示される
41605
41648
マッチのリストを返す
41606
- - 'completeopt' の新しいオプション値:
41607
- "nosort" - 補完結果をソートしない
41608
- "preinsert" - 挿入する値をハイライトする
41609
- "nearest" - カーソルまでの距離で補完結果をソートする
41610
41649
- 複数行の補完項目を期待通りに処理する
41611
41650
- |:hi| コマンドのコマンドライン補完が改善された
41612
- - 'wildmode' の新しいオプション値:
41613
- "noselect" - wildmenu のエントリを自動選択しない
41614
- - 'complete' の新しいフラグ:
41615
- "F{func}" - 与えられた関数を使って補完する
41616
- "F" - 'completefunc' を使って補完する
41617
- "o" - 'omnifunc' を使って補完する
41618
41651
- "{flag}^<limit>" 表記を使用して、 'complete' のソースのマッチ数を制限できる
41619
41652
ようにする
41620
- - ":filetype" コマンドの補完を追加
41621
- - |getcompletion()| に "filetypecmd" 補完タイプを追加
41622
41653
- 'smartcase' は補完のフィルタリングに適用される
41623
- - 'wildchar' は、|/|、|?|、|:g|、|:v|、|:vimgrep| コマンドを使用した検索コンテ
41624
- キストでの補完を有効にする
41625
41654
41626
41655
オプション: ~
41627
41656
- 'commentstring' のデフォルトには、自動コメントの見栄えを良くするための空白の
@@ -41668,14 +41697,7 @@ Ex コマンド: ~
41668
41697
る (適切な大文字小文字の変換を適用する)
41669
41698
- putty 端末は |defaults.vim| の |TermResponse| 自動コマンドを使用して検出さ
41670
41699
れ、Vim は暗い背景に切り替わる
41671
- - ドキュメントのナビゲーションを容易にするために、|help-TOC| パッケージが含ま
41672
- れている。
41673
- - 対話型 tutor プラグイン |vim-tutor-mode| が追加された。|:Tutor| から起動でき
41674
- る。
41675
41700
- |vimtutor| を改良し、より高度なヒントを記載した第 2 章を追加する。
41676
- - |dist#vim9#Launch()| と |dist#vim9#Open()| を |vim-script-library| に追加し、
41677
- |netrw| から切り離す
41678
- - ".=" を使用した新しいダイグラフ "APPROACHES THE LIMIT"
41679
41701
- |CTRL-C| は常にアクティブな |popup-window| を閉じる。
41680
41702
- configure スクリプトは、GUI ツールキットを自動検出するときに、GTK2 よりも
41681
41703
GTK3 の使用を優先する。
@@ -41761,6 +41783,7 @@ Ex コマンド: ~
41761
41783
'findfunc' |:find| コマンドの結果を取得するための Vim の関数
41762
41784
'isexpand' 補完のトリガーを定義する
41763
41785
'lhistory' location リストスタックのサイズ |quickfix-stack|
41786
+ 'maxsearchcount' 検索ステータスの最大数を設定する |shm-S|
41764
41787
'messagesopt' |:messages| と |hit-enter| プロンプトを設定する
41765
41788
'pummaxwidth' 補完ポップアップメニューの最大幅
41766
41789
'showtabpanel' |tabpanel| をいつ表示するか
@@ -41772,31 +41795,16 @@ Ex コマンド: ~
41772
41795
't_CF' 代替フォントハイライトの端末コードのサポート
41773
41796
'winfixbuf' ウィンドウ内でバッファをフォーカスしたままにする
41774
41797
41798
+ Vim 引数: ~
41799
+ |-Y| Wayland コンポジタに接続しない。
41800
+
41801
+
41775
41802
==============================================================================
41776
41803
☆非互換な変更 *incompatible-9.2*
41777
41804
41778
41805
改良された/異なる MS-Windows マッピングのサポート
41779
41806
|w32-experimental-keycode-trans-strategy|
41780
41807
41781
- ==============================================================================
41782
- ☆改善点 *improvements-9.2*
41783
-
41784
- 'keymap' オプション値のコマンドライン補完のサポート。
41785
-
41786
- |:defcompile| を使用した Vim9 クラスのすべてのメソッドのコンパイルのサポート。
41787
-
41788
- <D-Key> を使用した GTK でのスーパーキーマッピングのサポート。
41789
-
41790
- ビジュアルモード選択時のハイライトの改善。
41791
-
41792
- OpenVMS での Python3 のサポート。
41793
-
41794
- 'completeopt' 設定の "fuzzy" 値を使用した |ins-completion| 時の
41795
- |fuzzy-matching| をサポート
41796
-
41797
- 環境変数 |$MYVIMDIR| は、ユーザーの個人ランタイムディレクトリ (Linux では
41798
- $HOME/.vim または $HOME/.config/vim、Windows では $HOME/vimfiles) に設定される
41799
-
41800
41808
==============================================================================
41801
41809
☆コンパイル時の変更 *compile-changes-9.2*
41802
41810
0 commit comments