diff --git a/doc/pattern.jax b/doc/pattern.jax index a71d630ff..bc7d2048a 100644 --- a/doc/pattern.jax +++ b/doc/pattern.jax @@ -1378,42 +1378,45 @@ Vim では、'^' と '$' は常に中間の改行にもマッチします。最 < {pattern} の区切りには // 以外の文字を使うことができます。'"' や '|' などの特別な文字を使うときは注意してください。 - {group} は、コマンドを実行する前に定義しておく必要があります。 + {group} はコマンドを実行する前に定義しておく必要があります。 - {group} の強調は、'hlsearch' や構文強調 ('syntax' 参照) の強調 - よりも優先されます。 + {group} の強調表示は、'hlsearch' で文字を強調表示する場合にも + 適用されますが、これはマッチでの強調表示が 'hlsearch' の強調表 + 示よりも優先されるためです。構文の強調表示 ('syntax' を参照) + もマッチによって上書きします。 Note: 'hlsearch' の強調はすべてのウィンドウに適用されますが、 ":match" はカレントウィンドウだけです。ウィンドウのバッファを 切り替えても、強調表示は維持されます。 - 'ignorecase' の設定は使われません。大文字と小文字は区別されま - す。大文字と小文字の違いを無視するには、|/\c| を使います。 + 'ignorecase' の設定は使われず、大文字と小文字の違いを無視する + には |/\c| を使います。それ以外では大文字と小文字は区別されま + せん。 - 'redrawtime' を設定すると、検索に費やす時間を制限できます。 + 'redrawtime' で検索に費やす最大の時間を定義できます。 改行にマッチしているときに、Vim がディスプレイの一部だけを再描 - 画すると、予期しない結果になることがありますが、それは、Vim が - 再描画した行からマッチの検索を開始するからです。 + 画すると、予期しない結果になることがあります。それは、Vim が再 + 描画した行からマッチの検索を開始するからです。 - |matcharg()| は |:match| コマンドで使用されたパターンと強調グ - ループを返します。|getmatches()| は |matchadd()| と |:match| - で定義されたマッチのパターンと強調グループのリストを返します。 + |matcharg()| と |getmatches()| も参照してください。 + 前者はハイライトグループと |:match| コマンドで使用されたパター + ンを返します。後者はハイライトグループのリストと |matchadd()| + および |:match| で定義されたパターンを返します。 - |:match| コマンドではマッチを三つまで定義できます (|:match|、 - |:2match|、|:3match|)。|matchadd()| にはこのような制限はありま - せん。加えて、優先順位を設定することもできます。 + |:match| を用いたハイライトのマッチは3つのマッチに制限されてい + ます (余談ながら |:match|, |:2match|, |:3match| がありま + す)。|matchadd()| にはこの制限はなく、加えてマッチの優先度付け + ができます。 - :match コマンドによって設定された強調グループとパターンを得る - には |matcharg()| を使います。 - - 次の例は、表示桁で 72 列目以降の文字をすべて強調表示します: > + 別の例として、72 表示列目以降の文字をすべて強調表示します: > :highlight rightMargin term=bold ctermfg=blue guifg=blue :match rightMargin /.\%>72v/ -< 表示桁で 7 列目の文字をすべて強調表示するには次のようにします: > +< 7 表示列目の文字をすべて強調表示するには次のようにします: > :highlight col8 ctermbg=grey guibg=grey :match col8 /\%<8v.\%>7v/ -< Note: TAB のような文字は、1 桁を超えて表示されます。 +< Note: TAB のような複数表示列を占める文字にもマッチさせるため2 + つの項目を使用しています。 :mat[ch] :mat[ch] none @@ -1432,7 +1435,7 @@ Vim では、'^' と '$' は常に中間の改行にもマッチします。最 ":3match" コマンドは |matchparen| プラグインで使用されていま す。あなたが手動でマッチを設定するときは ":match" を使ってくだ さい。他のプラグインでは ":2match" を使ってください。 - + ============================================================================== 11. ファジーマッチ *fuzzy-matching*